アロマに興味を持ち始めた方の中には、「エッセンシャルオイル」と「アロマオイル」の違いがよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
本記事では、アロマテラピー検定1級を持つ筆者が、それぞれの違いや選び方について簡単に解説します。
短い記事ですので是非読んでみてください。
正しい知識を身につけて、自分に合ったオイルを選びましょう。
そもそもエッセンシャルオイルとは?
そもそも、「エッセンシャルオイル」と「精油」は同じものを指しています。この記事では「エッセンシャルオイル」で統一します。
エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の花、葉、果皮、樹皮、根などから抽出された100%天然の素材のことを指します。有効成分を高濃度に含有した揮発性有機化合物(芳香成分)です。
主に以下の方法で抽出されます。
- 水蒸気蒸留法(ラベンダー、ティートゥリーなど)
- 圧搾法(柑橘系のオイルなど)
- 溶剤抽出法(ジャスミンなど)
エッセンシャルオイルは、リラクゼーション、ストレス軽減、抗菌・抗ウイルス作用など、さまざまな心身への働きを持っています。
エッセンシャルオイルの主な作用
- リラックス効果
ラベンダー、カモミール、イランイランなど - 集中力向上
ローズマリー、ペパーミント、レモンなど - 抗菌・抗ウイルス作用
ティーツリー、ユーカリ、シナモンなど - ホルモンバランス調整
ゼラニウム、クラリセージ、ローズなど - スキンケア効果
フランキンセンス、ネロリ、ラベンダーなど
エッセンシャルオイルの使用方法
- 芳香浴
ディフューザーやアロマストーンで香りを楽しむ - トリートメント・マッサージ
キャリアオイルと混ぜて肌に塗布 - 入浴(アロマバス)
お風呂に数滴垂らしてリラックス - スプレー
水と混ぜてルームスプレーや消臭スプレーとして使用

アロマオイルとは?
「アロマオイル」という言葉は、エッセンシャルオイルとは異なり、人工合成香料が含まれる場合があります。
アロマオイルの特徴
- エッセンシャルオイルのみを含むものもあるが、人工的な香りを加えたものも多い
- 比較的安価で手に入りやすく、手軽に香りを楽しめる
- 香りを楽しむために作られており、リラクゼーション効果は期待できるが、エッセンシャルオイルのような生理的作用は持たない
- 人工的な香料が含まれることが多く、敏感肌の人は注意が必要
逆に言えば「エッセンシャルオイル」と書いてあるものは100%天然であるということです
アロマオイルの使用方法
- ルームフレグランス
お部屋に香りを広げてリラックス空間を作る - アロマキャンドル
火を灯して穏やかな香りを楽しむ - サシェ・ポプリ
衣類や空間に香りをプラス - 加湿器に数滴入れる
手軽に香りを広げることができる
エッセンシャルオイルとアロマオイルの違い
わかりやすくするために表にしてみました。
エッセンシャルオイル | アロマオイル | |
---|---|---|
成分 | 100%天然 | 合成香料やキャリアオイルを含む場合あり |
用途 | アロマテラピー、スキンケア、マッサージ | 香りを楽しむため |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法、圧搾法など | 合成的に作られることも |
価格 | 比較的高価 | 比較的安価 |
エッセンシャルオイルを選ぶ際のポイント
エッセンシャルオイルを選ぶ際には、以下の点をチェックしましょう。
- 100%ピュアなものを選ぶ(「エッセンシャルオイル」または「精油」と明記されているか確認)
- 原産国や抽出方法が記載されているものを選ぶ
- 合成香料や添加物が含まれていないかチェックする
- 価格が極端に安すぎるものは避ける(純粋なエッセンシャルオイルはある程度の価格になる)
- できれば遮光瓶に入ったものを選ぶ(光や熱で劣化しやすいため)
- さらにこだわるならオーガニック認証があるものを選ぶ(品質の保証となる)
まとめ
いかがでしたか?
今回は初心者の方向けにエッセンシャルオイルとアロマオイルの違いについて説明しました。
改めてポイントをおさらいしましょう。
- エッセンシャルオイルとアロマオイルは別物(アロマオイルは100%自然のものとは限らない)
- アロマテラピー効果を期待するなら「エッセンシャルオイル」を選ぶこと
- 目的に合わせて適切なオイルを選び、生活に取り入れてみよう
エッセンシャルオイルの基本を理解して、あなたにぴったりの香りを見つけてください。
エッセンシャルオイルの詳しい使い方については、寝る前のアロマ習慣で睡眠の質を高めようの記事もチェック!
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